<歴史が動いてヒストリ庵~エンシューの衆ら~3>

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第二章vol.1【二岐二俣また明日】
※これはあまりにもフィクションです
※歴史認証はされておらず、あくまで個人の見解です
昔、今は昔。
辺りに徳川と呼ばれる一族も高貴な家柄の今川もいない昔。
のんびりとそれでいてしっかりと日々を暮らしている集落があった。
そこは二岐に分かれた山に川と龍の蠢く如くある河とに囲まれていた。
山と川に囲まれるも日は良く通り、
頻繁に水害に見舞われたが人は豊かに笑顔であった。
人はそこを山の二岐になぞらえ”二俣”と称した。
どこの地もそうだが、人数が集まると収拾がつかなくなる。
そうすると皆はリーダーを欲するようになる。
リーダになった家は代々受け継がれ、その地を統治し始めた。
誰が呼んだか呼ばれたか、いつしかその者達を「二俣様」と呼ぶようになった。
ほどなくしてこの日の本にも国という輪郭が見える。
この日の本を国と言うものが管理しようというのである。
土地の所々に国府というモノが置かれた。今でいう県庁みたいなものだろうか。
それは二俣の地も例外ではなく、リーダーの二俣氏に出向命令が下された。
二俣を管理していた国府は”見附”といい、二俣から歩いて約半日の所にあった。
この時の国というのは、既得権益横暴の時代であり癒着やらなんやらで
カラメルばりにドロドロであった。あまにがい。
それ故、上層部のみならず土地間でも争いが絶えず
二俣氏もまた例にもれずそれに対応しなければならなかった。
後に豪族・武家と呼ばれる二俣氏がここに誕生する。

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