あぁあああぁ~~♪あああぁ~♪
ことに小さな国が開花期を迎えようとしている。
不慣れながら「次期五輪地」になった日本人たちは、
日本史上の二回目の体験者として、その新鮮さに昂揚した。
この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の歴史は分からない。
社会のどういう階層の、どういう家の子でも、ある一定のテレビがあれば
じぃちゃん、ねぇ~ちゃん、ぱぱにまま、皆観れた。
この物語は、その小さな国が世界各国の名高い大国と対決し、
どのように振舞ったかという物語である。
主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれない。
が、ともかく今日は5人の選手と1人の柔道家そして口惜しさの残る
1人の女性の跡を追わねばならない。
上って行く坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、
それのみを見つめて、坂を上っていくであろう。
目に見える金の光は本当の輝きではなく
しごく透明性をもった混じりけのない黄金の
輝きがそれである。
それは成しえたもののみぞ到達できる
坂の上の雲なのである。
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