炭焼きのうましかて

ケヴィン

2016年02月05日 10:28

「アレを神格化してはならん!」
:「なんだぁ?このババぁ、おい 連れて行け!」
;「言わせてやれ」

ーあの忌まわしき大戦から皆未だ立ち直る事が
出来なかったマッドがマックスの時代があった。
水・食料・その他あらゆるものが枯渇し
花は枯れ、鳥は空を捨て、人は微笑みを無くしていた。
しかし、ある時人々に希望をもたらし生きる活力を
与えるものが見つかったのだ。
この国のほぼ中心にあたるS-ZOA(エスゾア)地区で
SAWAYAKAと呼ばれる物こそがソレであったー

「あんたらはSAWAYAKAを使う。
そりゃわしらも 少しは使うがの
過大すぎる流行は何も生みやせん。」

「流行はSAWAYAKAを一瞬で灰にする。
わしらはただただ何処にでもある普遍的な
手軽さを求めてるんじゃ。わしらは気楽な方がエエ」

「あのSAWAYAKAを見たら、姫様 悲しむじゃろうのう。」

人は過ちを繰り返す。
人は流行という名の下、群がり、略奪し、そして枯渇し飽きる。
そうやってまた荒廃した土地が訪れる。

(ヒュぅーーーヒュぅーーー)
「また一つ村が死んだ。」
(マ”ぁーーーーーーー)
「行こう ここもじき流行で沈む。」

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